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tottetsuketa's diary

オートバイに乗るのが好きなサラリーマンの日記です

4.転ばないで速くなるには

http://tottetsuketa.hatenablog.com/entry/2013/10/19/231729

の続きで、今度は走り方の方。

僕は転ぶのが本当に嫌なので、できるだけ怖い思いをしないようにしないように今までやってきました。600cc以上のロードバイクだと2007年の3月にこけてから、80回以上は走ってるけど多分それ以来転んでない(しばらく所有していたグースでは転んでます)。ちなみに妻は10年くらい転んでいません。それもあってか運よく骨折とか大きな怪我はしていません。

速くなるためには転ぶくらいのことをしなきゃだめだよ的な人もいますが、転ぶと色んな意味で痛いので出来れば転ばずに上達したいものです。もっともコスト度外視で最短でうまくなるのであれば転んで見ることで限界側から試してみるほうが良いのかなとは思いますので、そういう考えを否定するものではありません。

ただ僕は転びたくない。というわけで転びたくない中でどうやってタイムアップをしていくかという事について僕の思うところを書いてみます。

アクセルを開ければタイムは出る

それでこのブログで想定している客層は600~1000ccサーキット初心者~中級者ですが、実際のところでかいバイクだとアクセルあければタイムは出ます。サーキットを走り出して15年くらいたぶん経つんですけど、強くタイムを意識するようになってからはどうやったらアクセルを開けられるか、開けても怖くないか、という事をひたすら考えているような気がします。

と言うわけで、ハイパワーなバイクほど転倒のリスクは低い

 まず根本的な話。僕は排気量が小さいバイクは恐ろしい。とくに50ccとか凄い。ミニバイクレース見た事ありますか?

なんか1300ccのバイクとかに乗ってるツーリングライダーの人とかがサーキットにぶらりと見学に来てミニバイクのレースなんか 見て「ほう、ちっこいので頑張っているな?」みたいな感じで上から目線でみてたりしますが(←チョウ僕の妄想)、とんでもない、 あれはレベルが高すぎて僕には真似できない。モテギの北ショート選手権とか入門クラスでぶっちぎりのドベになる自信がある。

その点1000ccは楽です。なんせアクセル開ければ前に出る。それでもまだ開けきれないくらいアクセルを開ける余地は余ってる。 ミニバイクは恐ろしい。アクセルはすぐストッパーに当たる。アクセルをストッパーに当ててからが勝負です(多分)

と50ccへのリスペクトと1000ccがいかにイージーかということをぶちかましておいてですね、その中身に迫ります。

ハイパワーなバイクはなぜ転ばないか

要は、ハイパワーなバイクほどどんだけアクセル開けられるかってのがタイムアップの鍵なわけですよ。良く言うでしょうストレートでタイム稼ぐんだみたいな事を。

コーナリング速度とかって多分あんまり人によって変わらない。ブレーキでの突っ込みだってタイムには影響するけど、リスクとかそういう兼ね合いで行くと優先順位は低いです。

コーナからの脱出速度、そこからの加速、ストレートでちょっとでも速度を乗せるために頑張るわけです。それを頑張っていく延長線上にコーナー頑張るしかなくなってきてコーナー頑張る、みたいな。

例えば、「立ち上がりとかで無駄なスライドはしない」とか「スムーズな加速につなげるためにコーナー中に 挙動を乱すような事をしない」とか「スムーズなコーナリングにつなげるためにブレーキで無茶しない」とか「なるべく早くアクセルを開けるためにはコーナーで早く向きを変える必要があって失速しないための進入速度が必要」って感じです。

タイムが上がるにつれてだんだん転びそうなところを掘り下げていくという感じ。ミニバイクの場合はバイク自体にパワーが無いので、この掘り下げがかなり早い段階からしないといけない。大きいバイクはこの掘り下げに行く前にやるべきことがたくさんある、そんな感じです。

小さいバイクもあんまり転ばない

とはいえ、比較的小さいバイク(250とか)でも本当にちゃんとストレートで速度を乗せられているかというと多分もっといろいろ頑張る余地はあるはず。 もっと小さいバイクでも多分そう。

こういう風に考え始めると、コーナリング速度を上げるのはコーナーを速く走るためじゃなくて、立ち上がり加速で足りない 分をコーナーの脱出速度で稼いでいると考えるようになると思います。そうすると、やたらにコーナー頑張るよりも、わりかし転ばない感じがしません?

僕もときどき耐久レースとかで250ccのバイクに乗ったりするんですけど、 借り物だし耐久レースなので転べない。じゃあどうやって頑張るかというと、 まず加速を頑張る、次にコーナリング速度を上げる、それでもいよいよって感じに なってきたらブレーキ頑張るけど、この時にコーナリング速度を上げるためのブレーキングという意識を忘れたら転ぶ可能性高まります、っていうかグースで良くそれで転んでました。

GPSロガーとかで調べると進入で頑張ってもあんまりタイムが縮まないケースが多かったです。

けれどやっぱり大きいバイクの方が転ぶリスクが少ない

しつこい感じですけど、でもやっぱ大きいバイクの方が転ぶリスクは少ないなあと思います。なぜなら速度を乗せてコーナーを脱出してストレートに繋げる、って考えたときにコントロールする余地が小さいバイクより大きいからです。

たとえば コーナーを立ち上がる時にコーナーからはみ出そうになるとする。大きいバイクならアクセルを戻せばOK。 小さいバイクだと目一杯コーナリング速度を上げて飛び出てきているので、アクセル戻しても多分あんまり変わらない。特にミニバイクのトップクラスはコー ナー進入時からすんげー速度で入って来ないと他の人に勝てないので、コーナーでちょっとでもミスったら吹っ飛ぶみたいな感じ。無作為に抽選で転倒者が選ばれ ているように感じるくらい、突然転んだりする。。

転ばない方向へのアタックと転ぶ方向へのアタック

とりあえず転ばないでタイムアップする基礎みたいな事いっぱい書いてみました。次は排気量にあんまり捕らわれない別の軸で考えます。タイムアタックでいうとですねタイムを削るにあたって努力する方向って二種類あると思ってます。

その1、「出来る事を上手い事組み合わせる」→転ばない方向へのアタック

その2、「出来る事の精度や強度を高める」→転ぶ方向へのアタック

言い換えると、その1は自分が持ってるバリエーションの中で他のものを持ってきてプラン組み立てなおす話、その2はこれと決まったプランをしっかり実行する、ちょっとずつ危険を感じながら頑張ってみるみたいな感じです。

たとえばトミンで28秒0を突破したい、みたいなシチュエーション。

自分が持ってるプランを極度に頑張ることなく実行すれば28秒1みたいな時に、 「あのコーナーのクリップを奥にして立ち上がり重視のラインにしてみよう(プランの組み立て直し)」とか 「ストレートで全開にするのが甘かった。ちゃんと全開に出来るアクセルの持ち方、気分の持って行き方でリトライしよう。」みたいなの が転ばない方向へのアタック。

それに対して「バンク角をもっと深く、ブレーキをもっと強く、立ち上がりのアクセルを少しでも早く、、」みたいなのが転ぶ方向へのアタック。そんなイメージであります。

まあそうした時に、基本的には転ばない方向へのアタックでタイムアップを図る。で、その日に取れるプランが無くなった時や、タイムアタックで超集中した時にちょっとだけ転ぶ方向にアタックする。

転ぶ方向へのアタックは集中力とか、タイヤとか、運とか結構使うんでこれを常用するとそのうち多分本当に転びますが、 転ぶ方向へのアタックであっても上手いこと集中力を保ちながら転ばないようにやってるうちにそのうち転ばない方向へのアタックへ取り込める。(タイムが上がれば上がるほどリスクが高まったり習得がきっと難しかったりするのでより集中力がいる。)

たとえば「深いバンク角」。最初は未体験ゾーンなので何かあったら転びそうになるかもしれませんし、どんどん何も考えずに 盲信的にバンク角を増やしていくときっと予想外に出っ張りにステップが引っかかったりなんかして、転んだりする。

でもちょっとずつ、何かあっても大丈夫なくらいに集中したうえで「深いバンク」に慣れてくると、「深いバンク角」での車体の 挙動とかが分かってきて、どういう時に深いバンク角にすると危なくて、あるいは危なくなくて、だからこういう条件の時は深いバンク角で走るみたいな事として吸収できて、そのうち「転ぶ方向へのアタック」から「転ばない方向へのアタック」になる。

もちろん次は「もっと深いバンク角」とかが出てくるので、常に深いバンク角を求めるのはやっぱり転ぶ方向への努力ではあるんですけど。

あるいは他の例だと、「とにかくちょっとでも早くアクセルを開ける」なんてのもそうで、たとえばフルバンクから立ち上がりの 状態であまり何も考えずにアクセルをあけるタイミングをどんどん早めて行くとそのうちスリップダウンするかも知れませんが、 凄く集中できている時に「とにかくちょっとでも早くアクセルを開ける。でもリアの感覚に意識を超集中させる。」という事にトライしてみると、最初は予想外にスライドしたりするかもしれませんが、 そのうちだんだん開け始めにスライドしてもスリップダウンまではしないとか、こういうタイミングなら大丈夫みたいな感覚が つかめたりしてきます。

そうするとこれも単に「とにかくちょっとでもアクセルを開ける」という転ぶ方向へのアタックから、「フルバンク直後に車体を 起こしながらアクセルをちょっと開けてリアサスを伸ばして(伸びるという理解でいいんだよね?>誰か)、チェーンも上側を張っておいてリアを地面に押さえつけて、そのリアの感覚に意識を集中させながらアクセルを開ける」みたいな感じになっ て(そのうち多分「寝かせてるところからリアに気をつけてアクセルを開けてく」みたいになる) 「転ばない方向へのアタック」に昇華できるような感じ。

 要は、出来ない事をあんまり無理に頑張らない。でも時々、超集中してやる。みたいな事です。

 「転ぶ方向へのアタック」ってのはマージンをちょっと削ってでもちょっとでもタイムを上げるための秘策みたいなところもあって それはそれでまた書くつもりなので今日はこのあたりで…。