セパ穴、って知ってますか?
コンクリートにある丸いマークです。
なんかあの模様の下にはネジが埋まっていて、そこに色々とつけたりできるらしいのですが、セパ穴っていう名前を知らなかったので検索できませんでした。ちなみに名前の由来は、セパレートの穴でセパ穴です。鉄筋コンクリートを作る時にできる穴だそうです。各自適当に検索して色々と勉強をしてください。
さて、そんなセパ穴ですが、我が家のバイク置き場にもいっぱいあります。もともと壁にレーシングスタンドをひっかけたりとか、工具をぶら下げたりと有効利用したかったのですが、だからといってコンクリの壁に穴を開けるのも少し度胸がいるし、振動ドリルという少し特殊な工具もいる。(普通は余裕で開けるようなもののようです。打ち合わせなしに電動シャッターをつけに来た業者さんが余裕でコードを天井に這わすのに穴を開けていましたので。)
それで目をつけたのがこのセパ穴でして、世の中的にはここに取り付けるフックが売ってあったりもするようです。ただ、色々と調べたのですが、セパ穴に関する知識はどんどん増える一方、この蓋のようなもの(モルタルを詰め込んでいたり、本当に蓋だったりするようです)を取りのぞく方法がなかなかわからない。雰囲気的には「わざわざ書かなくても外せて当然」というような感じ。
というわけで試行錯誤開始。少しマイナスドライバーとかでガリガリとやってみると割と脆い感じ。ドリルで穴を開けて、そこにドライバーを叩き込んで砕く作戦で行くことに。
実際にやってみるとそんなに固くなくて、結構ザクザクとドリルが刺さっていく。そのあとここを割るようにマイナスドライバーを叩き込むとボロンボロンと固まりが取れて中のネジが見えました。ただし粉塵がすごいので掃除機で吸いながらやるなど工夫が必要。途中でドライバーが心配になったのでタガネを買いに行きましたが、中途半端なタガネよりはマイナスドライバーの方が使い勝手がよかったです。
都合10箇所くらいやったので随分スキルがあがりましたが、最初は要領悪くて目と喉が痛くなりました。掃除機で吸うのも大変だったしね。
掃除機貼り付けスキルが増した図↓
配管テープを使うと良い。くっつく力が弱い時は少し手のひらとかで温めるとよかった。それから吸い込みの部分はペットボトルを使って工夫すると破片も粉も全部吸い込めてよかった。
そうこうすると、こんな感じでネジが見える。
ドリルの先にワイヤーブラシをつけて、内壁にこびり付いているモルタルの残りを落としつつセパ穴のネジにうっすらついているサビも落とす。その後、サビ止めを塗ったあとに長ボルト(W5/16というピッチ。ホームセンターで売ってる率は半々。ネットで買った方がよいかも。)をつけてやれば完成。
そのあとボルトの周囲とセパ穴の隙間にモルタル(僕はホームセンターでチューブに少量入ったものを購入)すれば多分大丈夫。しなくてもいいんじゃないか?屋内だし、そもそもそこまで機密性高いんだったらこんなモルタルじゃ意味ないだろうと素人としては思ったのですが、家が崩れても嫌なのでそれなりに対処しておきました。
もっと綺麗にできたやつもあるんだからね!
あとはここに適当になんでもつければオッケー。我が家はフラフープと棚の転倒防止用のワイヤーとコルクボードと前後のスタンドとラダーレールと、、と色々つけています。