こないだの続きです。
このままだとタイトルに困る予感。
とりあえずいきあたりばったりな作業が好きなというか、細かい計画を立てるのが苦手というか、雌型を作るべきか、原型=完成品としていきなりFRPを貼り付けるべきかまだ迷っています。
雌型を作るべき派:圧倒的多数
ちなみに僕のバイブル(FRPボディとその成形法:古い本ですが、わかりやすくて面白いです)にもそのように買いています。どんだけ面倒くさくても、結局は近道だからと。
いきなり貼り付ける派:たまにいらっしゃいます。ネットで調べたところこんな方が。
結構(というか、僕から見れば完璧に)綺麗。
ちなみに、自分的には過去に型を作る方法でヘッドライトカバーを作りました。実際のヘッドライトにガムテープを貼り、FRPを積層して雌型を作り、その反対側にFRPを貼り付けて製品を作る方法。
これは確かにそこそこ綺麗に出来ました。実際にはガムテープの重なりの分だけ線が入ったりしたのですが、パテとヤスリでどうにかできる範囲で、完成品は綺麗でした。
一方、型を作らずにいきなり原型にFRPを貼る方法を試したこともありますが、原型を作るのがそもそもかったるくて、そこにFRPをとりあえず張り込んだりするものだから、表面どころかFRPそのものがデコボコになりがちで、デコボコのFRPの修正って大変というかほぼ不可能なくらいです。硬いし、削れば粉がでるしね。それに型を作ったり、FRP貼り付けすぎると重くなりすぎるんですよ。
というわけで未だにどっちでいくか迷っていますが、とりあえず目に見えるものを作りたい感じなのでカウルの下半分を作りにかかります。どっちにしろまずは外見的なものを作らないといけないので作業としては同じです。
それで、5年ほど前に買って放置していたスタイロフォームにやっと出番がきました。これまでも地味に役には立っていたんですけどね。車載カメラの台とかね。
何をどうするというプランもないけど、とりあえずカウルに合わせて線を引いてみます。そのあと、スチロールカッターで切断。
こいつを買いました。ホームセンターでみた価格の2/3だったのと、乾電池式だとパワーが足りないという話だったので。結果としては買ってよかった感じです。スタイロフォームって普通の発泡スチロールより硬いのですが、サクサクとはいかないけど、まあまあ綺麗に切れました。
あとついでにちぎれたバイクのリアのフェンダー(PP樹脂?)を綺麗に成形しようとこいつで切ってみたらじわじわだけど切れるではないですか。が、切れた端っこから熱でくっついていくという、不思議体験をしました。
んで、とりあえずひっくり返して載せてみましたが、別にくっつくわけでもなんでもないで、発泡ウレタンをブシューっとやってから載せてみました。隙間も充填できるしね。
テープで少し抑えてから、試しにバイクにつけてみました。
うーん、さすがにこれがピカピカになったとしても、このまま走るわけにはいかんな。。というわけで、エッジを削ってみたりいろいろ開始。
適当に削ったのに意外と悪くない。
隙間が充填しきれていない+元のカウルとの曲面をどう繋ぐか悩むけど、、なんかどうにかなりそうな気もしてきた。
ただ、このまま外にFRP貼り付ける方式だと、発泡ウレタンの粘着力だけで上下がくっついているだけになってしまうので少し考えないと。
カウルの上の表面までFRPシートを貼るのが一番頑丈そうだけど、そうすると表面を綺麗にするのにえらい苦労しそう。その上、綺麗にするときに結局表面を削って貼り付けた意味がなくなりそうな気も。
まあ、でもどうにかなるか。。なってくれ。