エンジンが掛かったら次はクラッチが重いのが気になる。僕ならまだしも妻が乗るときにすぐ左手が死んでしまいそうなので掃除してみる事にした。
まずはワイヤーに注油(ちょうどコンプレッサー用の柔らかめのオイルが大量に余っていた)するために、クラッチレバー側を外し、次にクラッチの下側(下の写真)を外してみた。SV600Sのクラッチは面白い構造になっていて、引っ張る側はワイヤーなのにクラッチはプッシュロッドを押す構造になっている。へー。
下の写真のワイヤーがつながっている謎の機構がその部品で、ワイヤーが上に引っ張られるとらせん構造になっているこの機構がプッシュロッドを押すのだ。このらせん構造のところはベアリングみたいになっているので、ばらせるところまでばらして古いグリスを流して、隙間に新しいグリスを詰めた。ボールが転がり落ちてくるので注意。転んで出てきたボールはまた元の場所にはめ込んどいたけど、多分それでいいと思う。
で組み直して見たけど、重いのは重いまま。ワイヤーは軽く動くので、クラッチのバネが強化スプリングにでもなっているんだろうか??それともオイルがクラッチ板にねっとりと張り付いている?今度エンジン掛けて、クラッチ握って1速に入れてみたらわかるだろうか?
ちなみにワイヤーへの注油は僕はビニール袋を使ってやってます。かつてはインジェクターとか使ったけど、なんとなくオイルが通ったのかどうかわかりにくいので。写真を撮り忘れたんだけど、こんな感じ↓ 「クラッチ 注油 ビニール袋」で検索するとたくさん出てくるのでメジャーな方法なんだろうと思います。