tottetsuketa's diary

オートバイに乗るのが好きなサラリーマンの日記です

梨本塾に参加して来ました(参加編)<追記あり>

はじめに

「あ〜、なんか競争がしたい。そして、できたらいい感じで勝ちたい」

という気持ちが盛り上がったので、久しぶりに3年ぶりに梨本塾にエントリーしたわけですが、僕がエントリーした後にエントリーリストをみてみると、いつの間にやら某全日本ライダー(ですよね?)約2名もエントリーしているという、よりによってなんでまたこのタイミングで!!という状況。まあ、それとは関係ないのですが、梨本さんに教わるにしても、久しぶりの人と一緒に走るにしても、飲み会でしか会ったことがない人と一緒に走るとしても、せめて自分でしっかり走れたな、走れているなと思える状態で参加したいなと思いまして、

3年ぶりにトミンで練習して凹んだり、

あれこれ考えてみたり、

バイクを整備したり

してから参加しました。

戦略

実は申し込むまで気がつかなかったのですが、今日の梨本塾は特別開催ということでいつもの20周ではなく30周なのです。

先日走った感じだと本気で走ると5周で僕自身の電池が切れることが判明したので、なるべく体力を温存しないといけません。レースだけではなく、1日を通しての話です。

つまり1本目も2本目も躍起になってタイムを出しに行くという僕の昔のスタイルではなくて、あくまでもレースのときにピークを持っていく感じで、1本目、2本目と徐々にペースもあげるけど、がむしゃらに走るのではなく、セッティングを出すことを優先するという戦略です。

なお、昔何回か出た各種の耐久レース等により、アミノ系の飲料やサプリと水を少しずつ常に摂取すると走っているときも疲れが出にくい、また、休憩中に疲れが回復しやすいということを経験的に知っていますので、アミノ系の飲料もコンビニで買って行きました。ついでに朝ユンケルを飲みました。イチローも飲んでいるとの記事を目にしたからです。

1本目

確か8:00ちょうどの10分くらい前にトミンに到着したところ、参加者はまだ10人以下くらいの感じでした。

トレーラーを引いていると、車の取り回しがいろいろ大変なので(具体的にいうとバックが結構難しい)スペースが広いうちに車を止めてバイクを降ろし、その後トレーラーだけをゴミ焼き場(?)のスペースに移動。てきぱきと準備をし、ウォーマーを掛け、ひと段落。しかし、それにしても寒い。タイヤのコンパウンドをもう少し寒いシチュエーション向けにした方が良いのではないかと迷いましたが、まあどっちにしろタイヤを持ってきているわけではないので気にしないことにしました。

それで、寒い寒いと言いながら受付を済ませ挨拶をしたり、お久しぶりや初めましてや飲み会だけで会う人たちに挨拶しながら準備をしていたのですが、なんと急に雨が降ってきました。さらに寒い!

f:id:Tottetsuketa:20161101233217j:plain

さすがに雨が止まなかったら1本目はやめようかなと思っていたところ、幸いにも雨も路面をびしょびしょにするほどでもない感じで止みました。止みましたが、若干萎えたのも事実。しかし、タイヤも車体の姿勢も変えてきたのでどんなもんか感触だけでも掴みたいので走ることに。なお、気温は11.9℃でした。

f:id:Tottetsuketa:20161101233313j:plain

それで走ってみるともうなんだかぎくしゃくするし、ペースも上がらないし、全部探り探りみたいな感じで確か29秒くらいでした。Aクラスなので多分29秒台で走ってたの僕だけじゃないですかね。28秒の人もいなかったかもしれません。それくらいしょっぱい感じでした。

2本目

ペースが上がらないから余計ぎくしゃくして、怖くてペースが上げられないという悪循環だろうからとりあえずがっちり走りこもう。いやいやそれは結局、今日はやらないと決めていた「ただがむしゃらに走るだけ」という状況じゃないですかと自分にツッコミを入れまして、落ち着いて考えました。

うーん、チェーンが伸びてました。なんせこれがチェーン交換した後の初走行ですからね。これでギクシャクしていたのかな?というわけでチェーンをまた張り直しまして、アクセル開け始めのところでギクシャクするのはリアサスのせいということでイニシャルとダンパーを強めてみてコースイン。

15℃まで気温が上がったこともあり27秒前半がでました。しかしギクシャク感はまだあるし、アクセルの開け始めでバイクが前に進んだり進まなかったりとなんだかまだ不安定。そういえばアイドリングも少しバラついているような気も。

リアのイニシャルをさらにかけてみたり、ダンパーを掛けたり抜いたりしていると、イニシャルを掛け過ぎるよりはリアのダンパーを強めた方が立ち上がりでリアが踏ん張ってくれる感じがして、アクセルが開けやすい。

ちょうどミッチーさんがセッティング中だったか、ちょうどいいペースメーカーになってくれたのでついて行っているうちに26.69まで出ました。いやー、こういうこというと偉そうに思われるのも嫌なのですが、自分より速い人の後ろをしばらく一緒に走るというのが本当に久しぶりで、なんだかすごく楽しかったです。

f:id:Tottetsuketa:20161101233239j:plain

富士ショートだと一緒に走る人の中で自分より速いのはきたりんやタカダマさんくらいで、その二人も常に全力で走っているわけではないのでコース上ではあまり僕が追いかけるという状況では遭遇しない。最近、CBR250Rで走っていて妙に楽しいのは、自分より速い人の後ろを走るのが楽しいからかもしれないとミッチーさんの後ろを走りながら思いました。

なにはともあれ、ベストにはまだまだですが全員26秒、僕だけ28秒みたいな状況は避けられそうです。やれやれです。

結局朝一からはリア(オーリンズ)のイニシャルを+3回転(多分3mmくらい)、ダンパーも最弱から4クリック締めるくらいになりました。さっきも書きましたが、イニシャルはこれ以上かけても改善はせず。

そのうち、一度落ち着いて整理して考えてみたいのですが、とりあえずこの時はイニシャルを掛け過ぎるとアクセルは開けやすいがバンクしにくく軽快さが減るように感じました。

また、走っているうちにいろいろ思い出してきましたが、自分的には

  • 帝王コーナーから左コーナー進入までで直立(待ち時間)をなるべくなくす
  • 帝王や最終はブレーキをかけて止まりすぎないように注意
  • 最終へのアプローチは左コーナーから左のゼブラめがけて一直線に加速するイメージでアクセルあける

の3点がタイムに効くということを思い出しました。もちろん、立ち上がりでしっかりアクセルを開けていくのと1コーナーをなるべく高い速度で進入していくとかというところを抑えた上で、さらに僕が忘れがちなところということですけど。

タイムアタック

とりあえず自分より速い人の後ろについていけばタイムは出るだろうということで速い人の後ろについて行きましたが、その速い人も首をひねりながら走っている感じでして、僕も頑張ってついて行った感じがあったんですが、相変わらずのギクシャク感と失火(?)みたいなのがあって、思ったよりタイムが出ず26.8位でした。

だんだん調子が上がってきていたので26秒3〜4位は出したかった。このタイムだと今日は下手するとBクラスに落ちるかな??と思ってましたが結果は5位でした。トップも26秒5くらいで、なんか皆さん0.5秒ずつくらい悪い感じです。やっぱり寒かったからかな。

f:id:Tottetsuketa:20161101233542j:plain

で、決勝

ウォームアップの途中に最終コーナーに昨日つけたばかりのバーエンド(プラスチックのやつ)が落ちているのを発見しました。「あら取れてる、どうしよう」と思ったら黄旗になりスタッフの方(?)が回収してくれました。みなさんすいませんでした。

テープを巻いて、接着剤をつけて、トンカチで叩き込んだのでそうそう外れるものではないと思うのですが、、、、と思いながらグリッドに整列。ふと右手をみると、スロットルのハンドルのゴムが2センチくらいずれてスロットルホルダーそのものが見えている??

そうなんです。よりによってこのタイミングでハンドルのラバーの接着剤が剥がれ、そのグリップがすっぽ抜けそうになることでバーエンドを押し出して、バーエンドが地面に落ちてしまっていたのです(推測)。

バーエンドがないのはまあ走行に大きな支障はないとして、ハンドルのラバーをいじってみるとクルクル回るではないですか。引っ張るとすっぽ抜けた。慌ててまたはめ直しましたが「こ、これは、、、」。

f:id:Tottetsuketa:20161030143408j:plain

しっかり握っていればすべりませんので、それで30周しのぐ?などと考えているうちにもうスタートの時間。とりあえず握力でどうにかするしかないとスタートしましたが、町中の走行ならまだしも、サーキットだとグリップが滑らないようにグリップを握り過ぎると繊細な(?)スロットルワークなんかできないし、じゃあってんで微調整しようと思うとアクセルを開けても思ったほどアクセルがあかないし、アクセルを開けたいタイミングでアクセルがあかずギクシャクするし(朝からのギクシャクはこれが原因か!と思いました)、フル加速したいところで勝手にアクセルは戻るしで、1周したところで危険と判断してピットインしました。

うーん、、、。

今考えれば、ハンドルにもしっかりワイヤリングしておけばよかったなーと思いました。昔はやっていたんですが、このGSX-Rはやってなかった。あとは左のハンドルは夏場にハンドルがぐるぐる回ってしまったのでより強力な接着剤に変えていたんですよね。右のハンドルもついでに変えておけば。というわけで次の反省材料にしたいと思います。

気持ち的には色々と温存したまま、特に何も発揮せずに終わってしまったなあという残念感もかなり強いのですが、無転倒、無事故、何より他車を巻き込んだりしなくて良かったなあと思いました。

あと体を鍛えるのと(太ったと言われた)、髪を切るのと(髪が伸びたの似合わないと言われた)、バイクを綺麗にするのと(こんなにボロかったっけ?と言われた)、プラグの交換(なんか少し失火しているような気が)あたり、すこし気をつけてみたいと思います。

f:id:Tottetsuketa:20161101233612j:plain

まだ左サイドに文字が残ってる。

”梨本塾に参加してきました(反省編)”に続く(予定)

追記

セッティングとかデータほか

スプロケ 15-43

気温15.8度 ※ この日一番タイムが出たセッティング

フロントSC2,リアSC1 → トミン2h / 温間F 2.2 R1.9

フロント イニシャル19クリック/伸び4戻し圧4戻し

フロントの突き出し2.1mm(キャップの下が基準)でそのまま

リア イニシャル11回転締め/ 伸び4戻し、圧4戻し

※伸びを強くするとリアの立ちが強くなる感じ。軽快感は無くなる。

リア車高 オーリンズのロッドの長さ+5mm位+シムを0mm