リアブレーキは基本的には坂道発進するときしか使わないので、あまり重きを置いてなかったのですけど、先日U太さんに乗ってもらったときに色々とトラブルが発生しまして、申し訳なかったのでちゃんとメンテナンスしようってのと、元々引きずり気味だったのと、厄払いにという思いで色々と交換することにしました。
具体的には
- マスターまるごと
- リアキャリパーのピストンとシール
- リアのリザーブタンクレス
です。マスターはオーバーホールもできるようなのですが、過去に一度もやったことないしめんどくさいのでまるごと交換。普通に新品があるのが凄い。
純正部品はウェビックで買ってます。大体、注文したら2,3日以内に来るので重宝してます。
ちなみにピストンとシールが別売りかと思ってシールも買ったんですが、ピストンとシールはセットでした。
また、リアキャリパーからピストンを抜く時の注意ですが、ブレーキのラインから外してしまうとピストン回しを使ったり、コンプレッサーでエアを送っても抜けないときがある(自分はいよいよ困ってそのままもう一回車体に組み付けてフレーキフリュードを入れて油圧で押し出したことがある)ので、まずはできるだけピストンが抜けやすいようにメンテナンス(もみだしとか)してから抜くようにしています。
外してみたピストンは期待に違わずしっかりとキズ(何かカジったような痕)が入っていたので思い切って新品交換できます。ダストシールもグダグダ。
キャリパーそのものもうっすら錆びみたいな物があったのでいっそのこと交換しようかと思いましたが、シールとピストン交換をするのであれば、キャリパーそのものを交換するメリットはあまり無いように思ったのでそれは思いとどまりました。また、今回はめんどくさがってキャリパーは割っていませんが、シールキットには割ったとき用のシールは入ってました(メーカーによっては部品が出ない)。
キャリパーを組み付けて、マスターを交換して、ステップ回りも掃除してグリスを塗って、リザーブタンクまでのホースも長かったので、リザーブタンクレスにしてみました。人がやっているのは見たことあったのですけど、そういうキットを買ってみたところ思ったよりは固いしっかりしたチューブでした。
エア抜きのために純正のリザーブタンクをくっつけまして、エア抜きが完了したら本来の姿に戻しました。今更ながらキャリパーとマスター両方ともフリュードを抜いた時のエア抜きのコツつかんだかも。
それから新たな発見というか、考えてみたら当たり前なのですけど、タンクレスにするとホースの内圧の変動を吸収するものがないので、何も考えずにキャップを閉めるとその分内圧が高まってブレーキを引きずる感じになりました。
ではという事でいつもやるようにペダルを踏んでキャリパーのエアブリーダーからエアを抜いて、エアブリーダーを締めてからペダルを戻すと今度は負圧が発生。ペダルがエアを噛んでいるような手応えになりました。その代わり負圧のおかげか、どこかに溜まっていたエアがまたジュワーッと出てきました。
というわけでキャップを閉めて圧が掛かった状態で、ペダルを踏まないままキャリパーのブリーダーを緩めるのが正解でした。(よく考えれば分かること)。引きずりもなくなって気持ちいい感じでリアホイールが回るようになりました。(チェーンの抵抗があるのでフロントホイールほどは回りません)
その他、安物の6000円位の怪しいブレンボのパチモンのクラッチホルダー(びっくりするほど上下にグラグラします)を2万円くらいのちゃんとしたアコサットのクラッチに交換。GSX-R1000につけて信頼感のあるアコサットなのですが、別のバージョンなのか年式の問題なのか違う物が来ました。
今回来た物の方が若干エッジの塗装がはげていたりとか、仕上げが少し雑な感じがするのですけど、クリック感とかは新しいものの方が好みです。
操作系は変な物買わない方がいいですね。フロントブレーキの方もブレンボのラジポンを買ったのでそのうち交換しようと思います。キャリパーのシールも変えようかなあ。