SV650のリアキャリパーOHとリアブレーキマスター交換とクラッチホルダー交換(アコサット) - tottetsuketa's diary (hatenablog.com)
の続きで、フロントもブレーキをしっかりメンテ。明日カートコースにいくし!
うちのSV650のフロントブレーキのキャリパーはMOSキャリパーがついています。恐らく2003年頃のR6の物と思われます。ちなみにフォークのアウターはイナズマだそうです。アメリカの人たちはまるごとGSX-R600あたりフロントに入れ替えるようですけども。
でMOSキャリパーのシールを購入しました。4~5000円位。で、、、、よくよく考えたらこれキャリパー一つ分のシールでした。(※ちなみにこれは鉄ピストン用のシールのようなので、アルミ用を買った方が良いと思います。詳しくはこの記事を最後まで読んで下さい)
この段階で気がついたからしょうが無いですよね。片方だけ交換しました。
ピストン全部変えるとまあまあな額になるので注文しませんでしたが、ピストンはスムーズに動いていましたし、少しスジっぽい線はありましたが、コーティング的なものもはげておらずそのまま再利用しました。なおピストンの小さい方は手持ちのピストン回しが入らないくらいの小ささだったので、どうしようか迷った末にコンプレッサのエアで出しました。
具体的には、大きいピストンはつけたまま、エアを吹き込んで小さいピストンを1個外す(結構な勢いで出てくるので指を挟まないように注意)。そのままだとエアが漏れて2個目が外せないので、ぬらしたペーパータオルを詰めて外す。その後でエアは使わずにピストン回しで大きいピストンを引っ張り出すと。
キャリパーを外して台所用洗剤と歯ブラシでこすったら綺麗になりました。いやースッキリしますね。シールは一個だけしか交換してないけど。右側のキャリパーだけね。まあシールはちょっと固くなってた気はしますが、プラスチックみたいな感じじゃなかったからまあいいかな。
次にマスターです。実はダブルディスクだからいつもの19x20で良いだろと思って何も考えずにブレンボのやつ購入してんたんですが、色々そのあと調べてみるとMOSキャリパーは16x18がおすすめとのこと。おすすめっていうか19x20なんか危険!ってくらいの勢いで書いてありました。
いくつかネットで見つけた記事をリンクしておきます。
(JAMってSV650の前オーナーの2heyさんが関係していたところだろうか?SVにもステッカー的な物貼ってあったし)
いわゆるヤマハの純正MOSキャリパーですが、これに合わせるマスターは何㎜でしょう?
よく一般的なラジアル19㎜が装着されているのを見かけますが、タッチや効き方、非常に危険です。
径が全くあっていません。
純正は横置きの14㎜マスターですが、こちらも純正ゴムホース前提で、メッシュに変えると非常にタッチがシビアになるので、マスター交換が必要になります。
MOSキャリパーにはラジアル16㎜くらいが標準です。
硬いタッチもしくはゴムホースと組み合わせるのであればラジアル17㎜。
若干柔らかい感じのコントロール重視であれば、メッシュホース組み込みならラジアル15㎜でも町乗りは十分です。
ブレンボブレーキマスターお試しキャンペーン♪実際に握って買いましょう♪ | Sサプライのメカのブログ (ameblo.jp)
コチラはピストン径がφ16mmでレバーレシオが18mmです。シングルディスクのマシンに最適です。しかしヤマハのMOS(住友)キャリパーのダブルディスク車にも合います。
PRODUCT INFORMATION: brembo フロントブレーキマスター レーシング (weblogs.jp)
ヤマハ車の住友MOSキャリパーはダブル車でもφ16ラジアルがお勧めです。
という訳で、16x18を注文し直しまして、、、19x20の方は返品しようかと思ったんですが、よく考えたらレバー調整つまみのピンを速攻で(無意識で)ベータピンに交換してしまっていたので返品もできず。
まあGSX-R1000用にそのうちの交換用に持っておこうかなと思ったんですが、そもそもR1000も2年くらい放置しているし、いつ交換するか分からないので知り合いに「誰か買ってくれー!」って連絡したら、速攻で連絡がありました。感謝!!
で、よくよく考えたら挙動がおかしくなって外していた19x20のマスターあることを思いだして(これはこれでOHしてみようかなと思っています)、レバーを比較してみたりしました。16x18の方はレバーが真ん中で折れるタイプなのでちょっと形違いますけどね。
ちょーっとだけ違いますね。手前がx20の方だったと思います。で、こんな感じで色々あってマスターを交換。
ちなみにブレンボのバンジョーボルトのネジ山のピッチは1.00で、純正とか他のメーカーの1.25と違うので注意です。SVには元々ブレンボがついているもんね、と思ってバンジョーボルトを外してつけようとしたら1.25でした。。。。ブレンボでも全部1.00って訳じゃないのね。もう夜なので買いに行けないし、かといってもうSVで走る気満々になっているので、できればSVで走りたい。
家のどこかに転がっているだろうと思っても見つからない。しょうが無いので同梱されていた油圧スイッチ付きのバンジョーボルトにしました。こんなスイッチいらないから安くして欲しいと思ってたのがいきなり役に立ちました。
油圧式のスイッチって圧が逃げるからタッチが悪くなるなんていう噂を聞くけどどうなんでしょうね。(翌日走りましたが全く感じませんでしたけどね)
交換したら交換したでなかなかエアが抜けない。。。16x18と言うことでストロークが増えるのは分かるんですけど、これはストロークありすぎじゃねえ?握り込めてしまう。やっぱエア噛んでるよなあ。ブリーダーからエアを抜くのはもちろんのこと、バンジョーボルトを緩めてエア抜きもやるけど、うーん微妙。
マスター交換やキャリパー外したりってもう多分20回くらいやったことあるんですけど、すっと抜けるときとなかなか抜けない時があります。今回はマスターもキャリパーも外した上にホースの取り回しがいわゆるスズキタイプというかhタイプというか、マスターから右キャリパー、右キャリパーから左キャリパーにホースが接続されているタイプで左右キャリパーをつないでるホースの真ん中にいかにも溜まりそう。(キャリパーかマスターのどっちかだけだったら結構マシなんですけどね。手間だけど片方ずつ交換した方が良いのかもしれない。)
というわけで結構にぎにぎにぎにぎしながらフリュードも大分つかったけど、イマイチ手応えが悪いので一回車体からキャリパーをはずしまして、エアの気持ちになりながらホースをまっすぐにしてみたり、曲げてみたりしながら、キャリパーを小さいハンマーでコツコツコツとたたきながらエア(心の中の想像で)をマスターの方に誘導してから車体取り付け。
でマスターのブリーダーボルトを緩めたら結構大きい泡が出てきました。おおっ。その後キャリパーからもエア抜き。大分手応えが出てきました。でもGSX-Rの19x20を触るとカッチカチに感じるくらい、SV650のは柔らかい。
ぐっと握り混むとR1000のはこんな感じ。
SVのはこんな感じ。指を挟むほどではないところまで改善されたけど、果たして。。
(といいつつ後日サーキットに行ったら良い感じでした。また書きます。)
これによりフロントホイールの引きずりもなくなりまして、気持ちよく回るようになりました。
よしよし。なんとか明日は走れそうです。ボルトの絞め忘れがないように、明日もう一回ボルト類のチェックしよう。
追記:
アルミピストンと鉄ピストンでシールは違うようで、今回鉄ピストン用のシールを注文しちゃってる感じです。今のところ特に大きな困りごとは発生していませんが自己責任でお願いします。参考のリンク↓