Yahooで見てみると西浦の攻略法、バイク、西浦とかそういうことで検索にかかっている人がなぜか多いので2010年の10月に書いた記事を拾い上げてきて書き直してみます。あれですかね?西浦って数回(合宿2回、4日間)しか行ったことないけど、その時の2回とも、ツーリングとかのついでに来ているような感じの人とか、自走の人とか多かったので、ちょうどライバルから一歩でも抜きんでようという感じで「ライテク」とか「タイムアタック」とかが好きな人が多いのかなと思いました。というわけで、
【あとで読み返したら意味不明な箇所が多かったので加筆・修正しました。2013/12/04 21:55】
攻略法的なもの(あくまで僕の主観)
全体的なこと
まずバイクのセッティングですが、路面のグリップは筑波やトミン、エビス東、山梨ほどはよくないけど、茂原や富士ショートよりは良い感じです。日光とかそんな感じかな?
あとフルブレーキしながら回り込むようなコーナーはあまりなく、どっちかというとバイクをペタペタ寝かせながら走る方がタイムが出るような感触。
というわけで富士ショートと同じようなセッティングでいいんじゃないですかね。筑波とかトミンに比べるとリアのイニシャルを強くする方向で、フロントのイニシャルはちょっと抜き気味。寝かすだけで曲がるようなバイクにしていくけど、立ち上がりでリアが入らなすぎて曲がらないようであればリアのイニシャルを抜いて微調整みたいな。よくわからんけどもね。
あと最高速度はうちのCBR1000RRで210km/hくらいです。スプロケのご参考までに。
1コーナー
1コーナーは200km/hオーバーからのフルブレーキになりますが、富士ショートのように下ってるわけでも、コーナー中にカントが変わったりとかもないし、エビス東のように下りかと思ったら実は上りだっ たというようなトリックもしかけられておらず(多分)また少々オーバースピードになったところでラインが外れるだけなのであまり恐怖感とかは無い。グリップ感も悪くない。
なので距離の看板見ながらちょっとずつ調整。なお僕はシフトを5速吹け切り(うちのCBR1000RRはレースベースのクロスミッションでかつスプロケ14-44)から2速までシフトダウン。なお、僕はアクセルをあおりながらのシフトダウンが苦手なのでシフトダウンして半クラでバックトルクを逃がしています。
ちょっと上級編(?)としては、コーナーにカントが無いのでブレーキを単純に離すと大回りしてしまうので、ちょっとだけブレーキを残して旋回するといいと思います。
ここは速度を殺さずに3速で回るか2速まで落とすか迷ったんですが、3速だと2,3コーナーでラインが膨らんで、結果としてあまりアクセル開けられないので、 オーバースピード気味にコーナーに入りつつ2速でエンブレを効かせて小回りする方がよさそうです。
結果として1の脱出から2、3とアクセル開けていく事ができて、バイクを自分のコントロール下に置いている感じで安心感があります。詳しくは次の項目にて。
ただ、3速で速度を落とさない方が タイムは出るかも知れない。特に600ccとかだったらそうかもしれません。あと、僕はリアブレーキが苦手で使えないのでそういうのも影響しているかも。各自試してみてください。
2、3コーナー
1コーナーから下りながらの2、3コーナー。
先ほどと重複しますが、1コーナーから速度を乗せたまま1、2、3と一つの円のように走るべきか、それとも1を減速してコンパクトに回って行くかですが、先ほど書いたように1コーナーは減速して、そこから加速していく方が怖くないので僕には向いています。
具体的には、1をエンブレを利かせて小回りして、2に向けて若干バイクを起こしてリアのスライドに備えながらアクセルをあけて目一杯コース端まで膨らむ、そこから3にいい角度で入れるようにアクセルを戻して向きを変えて、向きが変わったらまたフルバンクしてバイクを起こしながら加速。ここで、バイクを起こしながらというのが大事で起こしながらの加速だとタイヤのグリップとしては増す方向なので、スライドしても抑えられるので恐怖感が減ります。
逆に言うと、3コーナーの後の立ち上がりでコース目一杯の幅を使って加速できるように 2コーナーから3コーナーのアプローチを考えること。
僕はここが一番気持ちよかった。思う存分上半身を落としてフルバンクして3コーナーを通過しましょう!
S字進入~立ち上がり
3コーナーを脱出した後は、トンネル下あたりで3速にあげるか、 2速のまま引っ張るか迷うけど、シフトチェンジは意外とロスになるのとオーバーレブ寸前で丁度いい感じなので2速で引っ張る事にしました。
立体交差をくぐりながらコースを横切るようなライン取りでアクセルを開け続けます。とにかくアクセルを開けるのが大事。
ブレーキするのに目印がなくて分かりにくいですが、できるだけ加速区間を長くとるけど、かといってここで突っこみすぎるとS字をUターンして戻るような感じになるので程々に突っこむ。
突っこむという意識よりは寝かせることで速度を減速させるような イメージの方がいいかもしれない。見えないクリップにちゃんとつけるように、 クリップが見えないうちから寝かせて行くので、何回か試行錯誤が必要。
但しここもアウト一杯から行くべきか、やや真ん中位から行くべきか良く分からず。速い人はアウト一杯から行ってたように思います。
S字一個目の縁石はペイント(しかももうかすれている)なので、これは踏んでもOKの縁石。進入からUターンするようなイメージで、すばやく左に切り返す。次の縁石は凸凹なので足をぶつけないように注意。
立ち上がりでは、リアのトラクションに集中力を割きながらとにかく加速。 このS字二個目の向き変えが悪いとすぐにコースの反対側の溝みたいなところに行くので手前の向き変えというかガマンというかライン取りというかそれが大事。
フロントが浮き過ぎて曲がらないと溝に行くので向きを変えてからフロントを上げるか、 フロントをあげたまま向きを変えるか、工夫が必要。今回は2速で立ち上がっているのでフロントが上がったなと思ったタイミングで、フロントを降ろす意味でも早めにシフトアップしていったらちょうどよかったです。
溝を無事通過したらそのまま右にバイクを傾けながらさらに目一杯あける。ここも目印が無いのでコースアウトに注意。
ただし、この一連の流れは 速い人をみていると立ち上がりから1ヘアまでシフトアップしていないようにも見えた ので、S字の侵入からそもそも1個高いギアのまま行った方がよいかも。となると1コーナーから1ヘアまではちょっとギアがロングだな~という感じのままシフトチェンジ無しの方が よいのかも。
1ヘア進入~立ち上がり~2ヘア進入~立ち上がり
ここから分かりにくい低速のヘアピンゾーンに突入。
ブレーキの目印が無くて、調子に乗りすぎて開けると止まり切れない。斜めのままちょっと気持ち悪いブレーキをしつつ1つシフトダウン。
ここもアウト一杯から行くのか、ミドルから行くのか分かりませんが、とりあえず山梨のキンク下のヘアピンのイメージでミドルから入って短めにブレーキ。バンクを始めたらさっさとブレーキを離してコーナリング速度を稼ぎつつ遠心力でフロントサスを縮めて小回りするイメージ。
向きが変わるまではしっかりとガマン。立ち上がりはミドルに立ち上がってこれまた目印が無いところめがけて加速して目印が無いところでフルバンク。できるだけバイクが直立しないようなスムーズな加速と切り返しが大事。
2ヘア進入はどこでバンクするかが2ヘア立ち上がりに大きく影響。変なところで変な速度でバンクすると、立ち上がりが狭くなっている複合コーナーのため、特に慣れないうちははみ出すので注意。たぶん、初めて来て調子に乗るとここで一番転ぶ。
あと、フロントブレーキを引きずって旋回性を高めた方がよいのか、それともさっさと離してコーナリング速度を稼いだ方がいいのか、ラインを鋭角 にして加速減速をキビキビした方がいいのか、柔らかめのサス設定でワイドに走って遠心力でサスを縮めた方がいいのか、このあたりの組み合わせとライン取り に熟練というか試行錯誤する余地がありそうでしたが、2010年の10月時点では、ワイドワイドにミニバイクっぽく走った方がタイムが上がったので、こちらが良さそうと思いました。
なおフロントのサスセッティングは僕は減衰が弱い方が好みでしたが、妻は僕と同じ減衰だと車体がユラユラすると言ってましたので好みで。ヘアピン区間はずっと2速です。
最終手前のゆるい右
筑波のダンロップ下みたいなレイアウト。後半は日光の最終手前のイメージ。
ここは見通しが悪いのでついつい小回りしたり、奥のターンで一度バイクを起こして減速してしまいますが、しっかりアウトまでいって、一定のバンク角で自然な曲線で上手いことクリップを奥にとれるようなのがきっと理想。
このクリップをとる位置は、まさに日光の最後みたいになってるクランクから直線への脱出速度を一番高められるラインを取れるように。ここも習熟が必要。
全体的に(再び)
カントが少ない平坦なコースなので、ミニバイク的にバイクをとにかく寝かせて下半身は程々で上半身をしっかり落とすような(僕があまり普段やらない)フォームで走るとコーナリング速度が稼げてタイムに効きそう。 (実際に外から見ていると速い人はそんなフォームだった。)
ラインの精度を高めて体をしっかり落として等などできっちりしっかり丁寧に走れば55秒台には入りそうです。そこからはスプロケの変更、ラインの見直し、地元スペシャルなテクニックとかが必要になってくるかも。今のところイメージなし。