の続き。
次はオイル交換ということで、何年前のか分からないけどガレージにあったモチュール300Vと交換。プラチックのボトルは捨てやすくていい。あと何本か在庫があるからこれが無くなったらもう少し安い別の銘柄にしようかな。
この車両は前のオーナーの思い入れたっぷりという事なのと、前のオーナーは選手権ライダーでもあるので、いろんなところがしっかりと手が行き届いている感じがする。
ただレース用ではなくてセカンドバイクの位置づけだったそうなので、そのためか完全にきっちりかっちりやっているわけではなくていい感じの手抜きもしてある。その手抜きの感じがいちいち共感できる感じで、整備していて楽しい。
例えばキャップのところのワイヤリング用のプレート。写真はもう僕が加工(それも手抜きだけど)したあとなんだけど、このプレートはもともと穴が開いていなくて、形ももっと別の形をしていた。そこにワイヤーを引っかける感じにしていた。
自分だったらもっと遠くてもいいからどこかワイヤリングできそうなところを探しちゃうんだけど、きっちり近くにワイヤリングできそうなプレートを入れるのがさすがって感じ。僕はそれをハンマーでたたいて真っ平らにして、余計なところを削り取って穴を開けてこんな風に加工した。穴は二つもいらないし、こんないびつな形ではなくて、もっと綺麗に加工すれば良いんだけど、それはまためんどくさい、前のオーナーの手抜きを少し進化させてまた手抜き。ちなみに、知り合いのお店に出すとステンレスでもっとキラキラして薄いプレートで綺麗なもの作ってくれる。
こんな綺麗なカウルもおまけでつけてくれた。ありがとうございます。
なお、キャブのガソリンを一回空にしてからタンクとキャブと燃料ポンプと燃料コックに負圧ホースをつないで(ホースがいっぱいあってややこしいのだ。仕組みをしっかり追っていけば大丈夫だけど)、、エンジンを掛けた。要するにタンクからガソリンがキャブに行くのを確認した。なお、負圧ホースもしっかりつないだから、アイドリングも安定していた。
ハーネスがカウルでこすれて削れそうだったのでチューブで覆っとく(この後ビニールテープをちょっと巻いときました)
カウルが割れてたので接着剤でつけてワイヤーで固定。かなりがっちりついた。これで折れるようなら樹脂で固めてみよう。まだFRP余ってるはず
クラッチをつけるために外していたグリップを装着。接着剤を塗ってからワイヤリング。針金の先っぽはグリップの中に埋め込む。
針金の先をラジオペンチでグリップの方に向けて、小さい金槌でトントンとたたけば大丈夫です。多分。
アイドリングするようになったので、クラッチを切って1速に入れてみたらクラッチが切れない。ホイルがかなり勢いよく回る。クラッチを軽くした(引く距離が縮んだ)のが裏目に出たようだ。
ただ完全に切れなくても足がついているときに前に進まない程度、あるいはブレーキを踏んでリアホイルを固定してもエンストしない程度ならまあまあどうにかなる。それに数年エンジンを掛けていなかったらしいので、クラッチが張り付いているだけの可能性がある。
というわけでリアブレーキを踏みながら1速に入れてみようとおもったら、リアブレーキがスカスカだった。エア抜きしようにもまったく手応えがない。キャリパー側からフリュードを入れてみようとしたけど全く入らない。今日はもう時間切れでばらして確認できないので、これはまた今度ということで。
いやー、しかしいじるのも楽しいな。昔乗ってたグースみたいだ。