バイク屋さんでのOHが長引いていて、キャブがまだ届かないのでエンジンがかけられないのだけど、キャブが帰ってきてもエンジンがかかる保証はない(2年間動かしていない)。手元にFCRがある。前のオーナーが「壊れているけど、何かに使えるかも(特にこの連結するためのサポート)」という事でもらったのだ。
なるほど、ツインエンジンだとこうやってキャブを連結するのか。こういうレーシングキャブはシングルエンジンのグースでFCRを使ったことがあるのと、GSFにTMRを使ったことがあるけど、ツインは初めて(というか、ツインを所有するのがそもそも初めて)。
先日チョイノリのキャブを掃除して、楽しかったからとりあえずバラバラにして、残っていたキャブクリーナーで洗浄する。むしろエンジンがかかるとかかからないより、キャブを分解したくなったというのが正解かもしれない。
ばらして掃除をしてみたところ加速ポンプが動かないけど、その他は特に問題が無いように思える。などと偉そうに書いてみてはいるけれども、キャブ全盛の時代にキャブを神経質にいじっていた人を頭にイメージすると、僕なんかに何がわかるというのかという感じで自分でも気恥ずかしくなる(インジェクションの時代になったら、ブログにこういう事書くんだろうなと思っていたので、感慨深い)。
とにかくまあ、バラバラにして掃除してもう一回組み直す。メモしておいたなんとかスクリューの締め込んだ回転数とかはその通りに戻す。キャブは連結がめんどくさいし、連結したままインシュレーターに差し込むのもしんどい(4気筒だともっとしんどい。しかし、インジェクションだからか何なのかCBR1000RRやGSX-R1000は本当に楽だ。)ので、バラバラにしたままインシュレーターに差し込む。
すごくシンプルに考えればアイドリングだけだったらアクセルを開ける必要が無いので、アクセルワイヤーも不要なはず。あとは加速ポンプが動かないので代わりに注射器でキャブの中にガソリンを吹いてやればエンジンはかかる(はず)。
なぜ加速ポンプと思う人はこれを読んでいる人の中の半分くらいはいると思うのでまた昔話をすると、エンジンが冷えているときはノーマルキャブのチョーク代わりに加速ポンプでガソリンをピューと出すのがチョークの代わりなのだ。本来は加速ポンプは急加速時のようにアクセルをガバッと開けたときに燃料を追加投入するための機構なんだけど、エンジンをかける前に何回かピューピューとふいてやれば燃料が濃くなるからチョークの代わりになるのだ。ちなみに、ピューと吹くといっても霧吹きみたいに吹くんだろと思っていたんだけど、初めて見たときは本当にピューと吹いているのでびっくりした。ちなみにグースのFCRにはチョークがついていたので、チョーク付きのFCRもあるらしい。僕はそこまでマニアじゃなかったのでわからないけど。
というわけで、タンクはつけずに燃料ホースで直接キャブにガソリンを入れて、注射器でガソリンを吹いて、手で多少スロットルを開いたりやれば、運が良ければエンジンがかかるはず。
で、新品のバッテリーをつなげてメインキーオン。なにげに電源入れるのこれが初めてだ。そして、いざセルを回してみたら一回だけ勢いよくセルが回ったが、そのままインジケーターが消えてうんともすんともいわなくなった。あれ、ヒューズが飛んだ?煙とかは出ていないし、、、としばらく考えてもう一回メインキーをオフにして、オンにするとまたついた。セルを一瞬回すとまた消えた。うーん、CDIかな、ややこしくなければいいな。と思ったけど、これってバッテリーが単に消耗しているだけでは?新品だけど。というわけで充電する。
今日はここまで。