勢いで入手したオーリンズ(中古)。
隼に乗っていた時に購入して、そんなに劇的に何か変わったわけではないけど、純正に比べると色々と調整しやすくて気に入っていたのだ(きっとタイムにも貢献したはず)。
今回も特にイニシャルを簡単に変えられるという事が交換の一番の目的なのだけど、自分なりにほぼ限界を感じつつ走っている富士ショートだからこそ、リアサスを交換した事による良し悪しも感じられるに違いない。
ということで、装着が非常に楽しみなわけですが、入手してからどんなモデルかを調査開始。そもそも、同じGSX-R1000のL0につくオーリンズのリアサスだけでもなんか種類が幾つかあってよくわからず。写真からTTXというやつだというくらいはわかったのだけど、TTXにもGPだの、MK I(マークワン)だのMK IIだのとよく分からない。
あんまりいいやつだと高いし、やたら頻繁にオーバーホールしないといけないようなイメージもあるし、純正よりよけりゃいいよ的な感じで買ったので、多分あまり上級もモデルではないと思うのだけど。
で、買ってきた箱にはSU888と書いてある。色々調べたけど、「オーリンズのレース経験をフィードバックした〜」「なんとかかんとかのパーツが〜」みたいなことばかり書いていてよくわからない。
という事で調べまくっていたらオーリンズのカタログを発見。
https://www.ohlins.eu/en/support/catalog/motorcycle/
ここの一番下のリンクにロードバイク用のものがあり、その中を見ていくとTTXというやつのMK Iというやつのようです。
TTXのGPとそうじゃないやつについては説明が見つかるんですが、MK IとIIの違いはよくわからない。これまた調べていたらこんなのを発見。よくわからないけど、ピストンとかが違うらしい。
なお、見た目の区別もよくわからないようで、海外のフォーラムでも「私のTTXがMK IかMK IIか判断してください」みたいなスレッドがあったりした。僕も調べたけど、未だによくわからない。
まあ、それはそれとしてだ。
買った以上はとっととつけたいのが人情というもの。またリアのフレーム外して、マフラー外してとめんどくさいなと思っていましたが、前回そこまで外す必要が果たしてあったのかという疑問に立ち返りまして、結局サスのアッパー側のナットを外すのがやたらと硬かったのと、こういうときに横着してはいけないという思いでついついバラバラにしましたが、ナットは一度緩めているから、鬼のように硬くはないはず。
となれば、最低限シートカウルだけ外しちゃえばどうにかなりそうという感じもしましたので、やるだけやってみてダメだったらバラそう作戦に。
というわけで、リアタイヤとシートのフレームにジャッキをかましたところリアサスは割と簡単に抜けました。なお、一回ジャッキが外れて指を挟むという間抜けなことをやらかしました(幸いなんともなかったけど、挟む場所によっては骨折くらいはしていたかも)ので、みなさんは注意してください。
僕はそのあとから、万が一ジャッキが外れた場合のために隙間に2リットルのペットボトルを挟むようにしています。(効果があるかどうかは不明)
なぜかやってしまうリアサス同士の比較。ぱっと比べたところ、オーリンズの方が全長でほんの1,2ミリ短いような。前のオーナーが車高を下げていたのかな。
とりあえず組んでから、車高を測ってみると数ミリ低い感じだったので、のりさんに作ってもらった車高調整シムで高さを合わせておきました。
まあここであまり神経質にならなくても、イニシャルかけて調整すれば良い話なので。
というわけで完成。イニシャルも8mmの工具で簡単に調整できます。
次はいつ走れるかな。
【追記】
なぜオーリンズの車高調整機能を使って車高を調整しないのですか?という質問を頂きました。
それは単にオーリンズだけでの調整幅を残しておきたかっただけです。というのも伸ばす縮めるのにそれぞれ数ミリしか余裕がないので、リアサスを完全に取り付けた後にサーキットでの走行時の調整の幅としてそれは残しておき、今回のようにリアサスを着ける外すというちょっと大掛かりなレベルの時はシムを挟んで調整した方がよいなと思ったからです。
あと、オーリンズの車高調整用のボルトが固かったから、というのあります。